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三井不動産株式会社

CL:三井不動産株式会社
CD:株式会社スペース

壁面グラフィック

三井アウトレットパーク岡崎のオープン(2025 年 11 月)に伴い、共用通路 3 か所『OKAZAKI STREETS』の壁面グラフィックを制作しました。

『OKAZAKI STREETS』とは、“地域発掘” をテーマに、岡崎にまつわるヒト・モノ・コトを紹介する壁面展示空間です。共用通路 3 か所にそれぞれコンセプトを設けて壁面装飾を施し、お買物の合間の移動時間を豊かに彩ります。
3か所それぞれのコンセプトに基づいて、各ストリートを象徴するテーマエレメントとカラーを設定し、壁面グラフィックを制作しました。


<1F_GREEN STREET>
「わかる体験」を通して、三井アウトレットパーク岡崎が取り組む環境共生・共存への想いを伝える空間です。エレメントには、環境配慮の「循環・再生」を象徴するサークル(円)を採用。自然と調和するグリーンで彩りました。

-通路-
施設で行われている環境配慮のSDGs活動とその効果を、数値を用いて分かりやすく紹介しています。各取り組みを象徴するアイコンやサークル状のエレメントを取り入れ、数字を強調した視覚的に伝わりやすいデザインとしています。

-シーティングスペース-
シーティングスペースの壁面では、施設内「OKAZAKI MARKET」の特徴や環境配慮の取り組みをイラストに集約しています。
約4,200㎡の緑豊かな公園型施設「OKAZAKI MARKET」では、マルシェやイベントステージ、人工芝エリアに加え、ドッグラン、遊具、水景・噴水など、多彩な機能を備えており、子どもから大人まで誰もが思い思いに過ごし、買い物やエンターテインメントを楽しめる場を提供。イラストには、そうした賑わいや心地よい時間の流れを生き生きと描いています。

また、太陽光発電やミストによる暑さ対策、植栽を活かしたCO₂削減、ゴミ分別、日陰の創出といった環境配慮の取り組みもイラストの中に織り込み、楽しさと持続可能性が共存する施設の姿を可視化しました。

さらに、徳川家康公生誕の地としての歴史や伝統、四季折々の自然、地域に根付く食文化といった岡崎市ならではの要素をモチーフとして随所に取り入れました。訪れる人々がこの場所をきっかけに地域の魅力に触れ、より身近に感じてもらえることを目指しました。

※シーティングスペースとは、休憩や待ち合わせの際に快適に過ごせるよう、椅子やソファを配置した空間のこと。


<1F_COMMUNITY STREET>
「つくる体験」を通して、岡崎の観光地や人を知ることができる空間です。
開業に向けて、岡崎市内の小中学生80名が作った俳句やファミリーの皆様による写真撮影イベントの活動の様子を展示。また、岡崎の過去・今・未来を描いたイラストも展示されています。エレメントには、岡崎の歴史ある街並みや城をイメージした石畳(四角)を採用。地域コミュニティの活気をイメージしたオレンジ色で彩りました。

-シーティングスペース-
シティングスペースでは、開業に向けて地域の子どもたちと取り組んだ活動を、マップや記録写真とともに展示しています。


<2F_SOUND STREET>
「音を聴く体験」を通して、岡崎の歴史や地域の誇りを知ることができる空間です。
岡崎出身の音楽家・冨田勲氏にフォーカスし、楽曲紹介やアナログシンセサイザーの仕組みを学べる展示に加え、少年期を岡崎で過ごした経験が、作品にどんな影響を与えたのか──。さらには立体音響を体験できるシーティングスペースを設け、来場者が目と耳の両方でその功績に触れられます。
エレメントには、五線譜の波形をイメージした緩やかな曲線を採用。音楽の心地よい余韻や、目に見えない高揚感をイメージした紫色で彩りました。

-通路-
冨田勲氏のプロフィール似顔絵や、少年時代を岡崎で過ごした“トミタくん”のエピソードをイラストで表現しました。また、冨田勲氏が手がけた岡崎市内の小中学校の校歌や、代表的な楽曲を収録したCDアルバムのジャケットも紹介・展示しています。
さらに、アナログシンセサイザーの音づくりの仕組みを、誰にでも分かりやすく伝わるよう図解化。音の基本となる波形を個性豊かなキャラクターとして描き、楽しく直感的に理解できるデザインとしました。通路全体には五線譜の緩やかな曲線を取り入れ、音の流れを感じられる空間を演出しています。

-シーティングスペース-
シーティングスペースは、床から天井まで積み上げられた機材が印象的な、冨田勲氏の自宅スタジオをイメージ。壁一面をアナログシンセサイザーやスピーカーのイラストで埋め尽くし表現しました。複数のスピーカーによる立体音響とともに、迫力のあるスタジオ空間を体験できます。

※シーティングスペースとは、休憩や待ち合わせの際に快適に過ごせるよう、椅子やソファを配置した空間のこと。

<その他>
2Fフードコートの壁面には、施設全体を俯瞰できるダイナミックなイラストマップを設置。多くの人々が一息つくフードコートという場所を活かし、OKAZAKI STREETSの認知や「立ち寄ってみよう」という好奇心を引き出すことを目指しました。
3つの通路それぞれのテーマカラーとイラストを用いることで、「何かありそう!」と直感的に感じてもらえるデザインに。1Fと2Fのつながりがわかりやすい立体的なマップにより、広い館内での現在地を確認しながら、目的地までの足取りをイメージできるよう工夫しました。

さらに、ストリートを繋ぐ階段の壁面もそれぞれのカラーやモチーフで彩ることで、階段を含めたOKAZAKI STREETS全体に統一感のある賑わいを持たせています。